Potter Interview

Potter: Takuya Kanamoto
Interview

陶芸家:金本卓也インタビュー
-December 04, 2020 Potter Takuya Kanamoto

”抹茶碗の流れを持ちながら、もっと身近でラフに使える器を”

伝統的な織部を現代に合う器として制作する金本卓也さん。抹茶碗の良さを引出しながらも、現代の暮らしの中にイメージできる器として制作された大和織部碗について伺いました。

ー 大和織部碗について
金本卓也:カップの形は作ったことがあるんですけど、カップに高台(カップの足部分)が付くっていうのは、あんまり作ったことがなくて。
ー 普段の器の作り方と違うところがあるということですか?
金本卓也:そうですね。高台の高さだったりとか。 抹茶も飲めるかなっていう感じまで高めていってるんです。持たないとわからないと思うんですけど、まん丸じゃないっていう感じなんです。ちょっと多少持ったときに(手に)馴染んでもらえるような作りにはしたつもりです。
ー 抹茶碗に近い碗ということですね。
金本卓也:抹茶碗入りでいいと思うんです。でもこんな風にも使えますっていう感じですね。 その流れ(抹茶碗)で作ってるって言うのが意識にはあるんです。ところどころお抹茶をずっと意識した所ってあって。 だけど、もっとラフな感じに使ってもらいたいっていう感じですかね。