和食器の目止め。
和食器は、使い始めに少し手間をかけることで長く育てていくことができます。
-December 01, 2018 At Utsuwayayuuyuu
器を長く使うためには最初のひと手間がポイントです。
ー 和食器の目止めとは。
土モノの器(陶器)は、使い初めに目止めをすると、器に染み込む汚れを抑えたり、荒い土の隙間をふさいで匂いを付きにくくしたりします。
ー 今回の使用する器。
今回は、陶芸家・山本雅彦さんの紺碧Lake Plateを目止めして見たいと思います。動画では簡単な目止めの方法を紹介していますので、参考にしてみてください。
陶芸家・山本雅彦さんの和食器・紺碧Lake Plate
ー 和食器の目止めの仕方。
お米のとぎ汁(お米、片栗粉でも。)を鍋に入れて、器が焦げ付かないように布などを引き目止めしたい器を入れます。そして弱火でコトコトと約20分ほど煮ます。温めた後、器を取り出し、そのままゆっくり冷やします。冷えたら器を水洗いして、よく乾燥させます。
ー 汚れ防止には水に浸けるのが一番。
目止めをしても器を使い続ければ、汚れてきます。定期的に目止めをすることで、汚れがつきにくくなります。
また、簡単な汚れ防止対策としては、器を使う前に10分ほど水に浸してから使う。料理を入れたまま長時間置いたままにしないことが汚れ防止になります。
ー 目止めが必要ない器もあります。
磁器は、吸水性が少ないのでそのままご使用いただけます。また、当店で扱う一部の器は、作家さんの方で器が汚れにくくなるようにコーティングされていますので、そのままお使いいただけます。