最初に吉岡さんの器をいただいたのは色絵ご飯茶碗で、退職後の第二の夫婦の人生の門出に、夫婦茶碗として購入させていただきました。
それまでは伊賀や備前といった渋い色合いのものが好みでしたが、歳を取るとそこからエネルギーをもらえるものに惹かれるようです。
絵画にせよ音楽にせよ、およそ芸術と言われるものは、それを聴いたりそれを観たりそれに触れたりしたときに元気が出てくるものが、その人にとっての最高の芸術だと思っています。
その意味で、吉岡さんの器は、私たちにとって手放せないものになっています。
「悠々」の前田様には、この度、大変お世話になり、ありがとうございました。今後とも、よき作品をご紹介くださいますようお願い申し上げます。